鹿島みかん村は、佐賀県鹿島市、干満の差・日本一の雄大な有明海を見下ろす多良山系の自然豊かな山間の地にあります。
誰もが安心して食べられる健康なみかんを作りたいとの一心で無化学農薬・無化学肥料栽培に取り組み30年。
今では、東京ドーム7個分の農場の敷地すべて有機JAS認定を受けるまでになりました。
有機温州みかんをはじめ、本当に体に優しい果実だけを自信を持ってお届けしています。
自然と共生する農業は、人にも優しい。
自然循環が行える健康な畑はいつもフカフカで、健康な土壌で育った果物は、果物そのものに“力”があります。
その力と美味しさを、これからも皆様にお届けして参ります。
- 有機栽培とは、自然界にあるものだけで栽培する方法です。当農場では、肥料には発酵させたみかんの搾りかすや枯れ草のほか、海水を散布するなど自然の力を利用してみかん作りを行っています。農薬や化学肥料、除草剤を使わないため、草刈りや害虫駆除に手間がかかります。栽培方法が大変なこともあり、全国で有機みかんに取り組むのはみかん農家6万人の中で100人ほどです。当農場では、東京ドーム7個分、すべての敷地が有機農産物に適合した生産が行われることを証明する「有機JAS認定」を受けています。
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みかんの木にもいろいろな性格があります。おとなしい木、暴れる木、性格よく育つ木など、有機栽培だからこそ、個性的に育ちます。毎日、悪い菌が広がらないように、枯れた枝を徹底的にカットして、葉の色つやを見て健康状態を確かめます。
自然界の摂理は素晴らしく、人工的に甘くしなくても、みかん本来の力を引き出してやれば、おいしいものを作り出してくれます。地球と共生して、自然の恵みをいただき、健康に優しい安心安全なみかんを作り続けます。
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有機栽培を始めた頃は、それまで頼っていた化学肥料や農薬をゼロにするわけですから、みかん三大病が発生するなど当初は失敗続き。
みかんも人の体と同じです。体にいいものを食べて、元気に育てれば、病気にも強くなります。大事なのは土。地下30mから掘り起こした栄養豊かな土を根元にまき、肥料はみかんジュースにした搾りかすを自然発酵させたもの。厄介な雑草も友だちです。草倒し農法で木の周囲に草のジュータンを作れば、大切な土の流出を防いでくれますし、枯れればミネラルたっぷりの素晴らしい栄養分となって、みかんの木に還元してくれます。みかんの木もとても喜んでくれます。
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有機栽培では、除草剤の使用を禁止されています。有機農家では、草刈り機などで除草を行っているのが一般的です。当農場では、草の種を撒き、やわらかい春草を増やしています。その春草を棒で倒し、芯のかたい夏草の発生を抑えています。場所によっては草刈りを行う畑もありますが、1年間1度も草刈りを行わない畑もあります。また、草があることで、土壌環境が改善されていきます。太陽の光(紫外線)が直接地面に当たらないと、微生物が増え、害虫も含めいろいろな生き物たちが住む空間が出来上がります。そうすることで、みかんの木で悪さをする虫たちも少なくなり、殺虫剤を使用することもなく、みかんの木自体も健康になります。
おいしいみかんの育て方
沿革
- 昭和43年
- みかん栽培面積80aで佐藤柑橘園を設立
- 昭和62年
- 全園有機栽培に切り替える
- 平成13年
- 日本で有機JAS制度が始まるに伴い、有機JAS認定を受ける
- 平成23年
- 佐藤農場株式会社として法人化を行い、自社加工場を新設
野菜ソムリエサミット2011にて購入評価部門にて第1位を獲得
全国環境保全型推進コンクールにて農林水産大臣賞を獲得
- 平成24年
- 国の総合化事業計画の認定を取り、6次産業化を推進させる
- 平成27年
- 有機栽培での管理圃場が30haとなり、みかんでは全国一となる
- 佐藤農場のみかんショップ、『むっちゃん農場』は2018年4月から、『鹿島みかん村』に名前が変わりました。
これからも安心でおいしいみかんをお届けしてまいります。