レモンの爽やかな香りと酸味は美容や健康によいイメージですが、皮ごと利用することに問題はないのでしょうか。
レモンと農薬
レモンは紅茶やからあげ、ケーキなど、様々な料理の風味付けに欠かせない存在です。
一方で、皮つきで輪切りや串切りなどに利用したいものの、農薬が気になるという方もいらっしゃることでしょう。実際、輸入もののレモンは輸送に時間がかかるため、多くの農薬や防カビ剤が使われています。ただちに健康被害が心配になるレベルではありませんが、できるだけ避けたいと思われる方も多くいらっしゃいます。
また、国産のレモンだからといって、農薬が使われていないというわけでもありません。厳しい基準があるため、輸入レモンよりは抑えられてはいますが、無農薬などと謳われていない限り、農薬は使用されています。
有機レモンは安心・安全
輸入レモンは収穫後、ポストハーベストと呼ばれる農薬散布が行われるのが一般的です。国産レモンへのポストハーベストは法律で禁止されており、農薬が使用されていることもあります。
有機レモンは化学農薬、化学肥料、除草剤を使わず、安心・安全に育てられたものです。皮に農薬や防カビ剤がしみ込んでいる心配もないため、皮ごと利用することはもちろん、丸かじりしても安心です。
近年、塩レモンやレモンピクルス、レモンピール、レモンマーマレードなど、レモンの皮がメインの料理も増えています。レモンの皮にはビタミンPやカルシウム、ペクチン、抗酸化物質などが豊富に含まれています。有機レモンなら、安心してレモンを丸ごと味わえます。その他、レモンティーやレモネードなど、子どもから大人まで美味しく安全に楽しむことができます。皮ごと食べられる有機レモンで栄養をたっぷり補給しましょう。
余すことなく使える国産レモンの中でも近年、マイヤーレモンが注目されています。
マイヤーレモンとは?
マイヤーレモンとは、レモンとオレンジの自然交配で生まれた品種です。今から100年ほど前、アメリカ人のフランク・ニコラス・マイヤー氏によって中国で発見されたことから、「マイヤーレモン」と呼ばれるようになりました。
マイヤーレモンの特徴
レモンといえば、ラグビーボールのような形が一般的です。マイヤーレモンはそれよりも丸い形をしています。収穫されるときにはグリーンですが、徐々に黄色くなり、熟れると濃いオレンジ色へと変化します。
- 香り高い
- 皮が薄い
- 果汁が多い
- 酸味がまろやかでフルーティー
一般的なレモンと比べると糖度が高く、皮の苦みも控えめなため、たいへん人気があります。
マイヤーレモンの産地
マイヤーレモンの主要な産地はニュージーランドです。日本はレモンそのものの生産数が少なく、さらにマイヤーレモンになるとごく限られた数になります。
静岡県、三重県、兵庫県、和歌山県、愛媛県、佐賀県などで栽培され、10月から出荷が始まり、3月まで出回ります。ニュージーランド産は6月〜10月がシーズンで、冬が旬です。
マイヤーレモンの色と味の変化
国産のマイヤーレモンは、出荷が始まる10月頃はまだグリーンで酸味が強く、フレッシュな味わいで果汁も少なめです。12月頃になるとグリーンよりも黄色が強くなり、酸味もマイルドになります。1月〜3月では黄色からオレンジ色に完熟し、糖度が高くフルーティー、果汁もたっぷりです。
鹿島みかん村では、有機マイヤーレモン(別称:瀬戸早生レモン)を販売しております。果汁が多く、マイルドな酸味が人気です。
輸入レモンは皮に残る農薬や防腐剤の影響が懸念されますが、国産の中でも有機栽培のレモンは、皮まで余すことなく食べられます。酸味がマイルドで皮の苦みが少ないマイヤーレモンは、丸かじりできるほど皮も美味しいと人気があります。
鹿島みかん村では国産の有機レモンとして、マイヤーレモンやリスボンレモンを通販でご提供しております。鹿島みかん村のレモンやみかんは、除草剤ゼロ・化学肥料ゼロ・化学農薬ゼロですので、安心して皮までお召し上がりください。